忍者ブログ

学長インタビュー

全国各地の注目大学をライターが直接取材。学長の生の声を通して各大学の素顔と魅力をお伝えします。

名古屋芸術大学(第27回)

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

名古屋芸術大学(第27回)

世界で活躍できる「感性教育」を培い
〝ボーダレス〞な可能性を育む
(週刊文春2019年7/11号掲載)

 
 
2018年問題(18歳人口の減少)に象徴されるように、大学を取り巻く環境は年々厳しくなっている。名古屋芸術大学は、将来に向けてその存在感を発揮すべく改革を進めてきた。
「大学は運営するという意味において、企業と同じ『ビジネス』です。社会と密接に結びついた大学としての役割を見据え、感性教育を通じて世の中に貢献することが私の願いです」
 と話すのは、竹本義明学長だ。同学は1970年に 中部圏唯一の私立芸術系総合大学として開設。来年で50周年を迎える。



 芸術学部、人間発達学部の2学部2学科で構成する同学の「改革」の一つは、 17年に、既存の「音楽」「美術」「デザイン」の各学部を集約し、また「芸術教養領域」を新設して「芸術学部」に改組。そして各学問領域の壁を取り払い〝ボーダレス〞なカリキュラムを設定したことだ。自身の専攻分野に加えて、他の学部・領域の基礎分野も1年次から学ぶことができ、 異なる分野や未知の領域に触れることができるシステムは、人が本来持つ〝可能性〞を格段に広げる環境に繋がる。
「例えばゲームの制作業界に進む時、音楽制作に長けた人が併せてデザイン分野の映像を専門的に勉強していれば、活躍の場は大きく拡がる。現代は様々なクリエイティブの現場で、ジャンルを越えたトータルな才能が求められる時代です」
 と話す竹本学長は、武蔵野音楽大学を卒業後、名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団した経歴を持つ。
「音楽領域ではまだ、企業に就職するとプロになれなかったとネガティブに捉える一面がある。しかし本学で学ぶ芸術の素養は、一般企業において様々な活用方法があるはずです。重要な物事を決断していく際に芸術的な視点・発想が非常に役立つという話も聞きます。これからの芸術系大学はますます発展性があると私は考えています」(竹本学長)
 更に同学は〝ボーダレス〞の導入から4年目を迎える来年に先駆け「WorldクラスのIdea」を身に付ける=「Worldea」という新たなプロジェクトを今年度よりスタート。アーティストや教育者を目指す学生を支える「アート/エデュケーシ ョン」、語学教育によって世界で活躍できる人材を送り出す「グローバル」、教養と 思考力を身に付ける「キャリア」の3つのセクションにより、活躍の舞台を無限に拡げるプログラムを構成する。
 一方の人間発達学部は、母体となる学校法人名古屋自由学院が1958年に開設した「名古屋自由学院 幼稚園教員養成所」をルーツとし、多くの保育士、幼稚園教諭、小学校教諭を輩出。
 特に保育士の人材不足が叫ばれる昨今、同学部の昨年度の進学・就職率は100%を達成した。他大学と比較して音楽・美術教育が充実していることが大きな差別化のポイントだ。

【大学データ】
住所=愛知県北名古屋市熊之庄古井281(東キャンパス)
   愛知県北名古屋市徳重西沼 65 (西キャンパス)
☎=0568ー24ー0318
設立=1970年4月
学生数=1997名
学部=芸術学部、人間発達学部
http://www.nua.ac.jp
PR

コメント

学長インタビュー         掲載号のご案内

週刊文春 2021年1月28日号 [雑誌]

「週刊文春」2021年1/28号

運営:㈱エスコミュニケーション

編集タイアップ企画のパイオニアとして、マスメディアでは報道されない学校のお取組みや魅力をお届けします。 《ご掲載をご希望の場合はこちらまで》 s-comm@s-comm.co.jp

P R