また、今年4月には、「こども教育学部」を新設。4年制と短期大学の両方に幼児教育系の課程を持ち、養護教諭を養成する県内唯一の大学となった。 「思考力や論理性を養うためには5歳までの教育が重要です。今の子供達の平均寿命は100歳を超えるでしょう。長い人生の基礎作りを支援できる保育士や幼稚園教諭を育成すべく新学部を開設しました。一方、短大の伝統を引き継ぐ養護教諭養成は、新たに中学・高校『保健』免許も取得できる課程とし、最新の看護系機器や模擬保健室も設置しました」 さらに、幼児教育と養護教育の両方の視点を獲得できる学びを通して、幼児の健康観察ができる保育士・幼稚園教諭と、子供の発達が理解できる養護教諭を育成する。そして、学生たちは「こどもボランティア部」に所属し、近隣の認定こども園や小学校でのボランティア活動を通して、生身の子供に寄り添える即戦力を目指す。 巷で話題のランニングバイクを導入し、幼児の発育発達をアクテイブに促すなどユニークな取り組みが目白押しの同学。2016年度の就職内定率98.1%という数字を見れば、社会に必要とされる人材を育成できていることがよくわかる。 加えて、今年1月に発足した学生広報部「SUZUKA9」(スズカナイン)も話題をさらう。学生自身が様々なアイデアを出し合って、イベントを企画・運営し、大学を活性化させることが目的だ。オープンキャンパスのアテンドに始まり、SNSでの情報発信や学生広報誌も発行する。 市野学長の座右の銘は「Risky to change.Riskier not to change.」―変化することはリスクを伴うが、変化しないことはもっと大きなリスクを負うことになる。これはまさに学長就任後行ってきた数々の改革そのものといえるだろう。そんなチャレンジ精神を継承した学生達が、今まさに鈴鹿の地から世界へ羽ばたこうとしている。
1. 無題
校外とはいえ、交差点のやまのところ吸殻だらけや。